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帰国子女として中学受験を考えている方からのお悩み

[ご質問]
国立大学附属中学校の受験を考えています。帰国枠受験で入学された方の多くはインターナショナルスクールに通われていた方だと聞いたことがありますが、息子はパリの日本人学校に通学しています。このようなケースで合格をつかみ取るためには、どのような受験勉強をすればよいのでしょうか。また、教科の学習以外で必要なものがあれば教えてください。

 

[JOBAからの回答]
一般に帰国枠と申しましても、その学校により受け入れのスタンスはさまざまで、例えば、難関私立進学校などは、その生徒の英語力に期待しているケースが多く、英語の力が大きく合否に左右されることになります。国立附属の場合には基本的に英語力などに関して高学力がストレートに要求されるというのではなく、帰国に際してのソフトランディングをするための支援という要素が絡んでまいります。そういう意味で、国立の受験には海外滞在の背景や日本語の力などが合否判定の要素として含まれてきます。だからといって国語・算数の力はなくともよいというものでもありません。特に日本人学校出身であれば、基本的な学力はきちんと求められます。このように、いわゆる私立の一般入試のような判定基準として明確なものが示されていないので、なかなか合格可能性について云々できないというのが本当のところです。

 

また、国立附属の場合は、その多くが教育学部附属であり、運営の基本的な目的の一つとして「研究」という側面があります。その意味で、滞在国や出身学校のバランスをとるといった要素があるのではないかと想像されます。このことが、現地校や国際校出身者が有利で日本人学校出身者には不利というような印象になってしまうことも考えられますが、実際はそういうことだけで判定がなされているとは考えられません。

 

それでは合格のための具体的な対策は、というと先述したような判定がなされていると考えれば、なかなかこれといった決め手はないといわざるを得ませんが、日本人学校に在籍されているのであれば、先ずは基礎的な学力を身に付けるということはきちんとしておくべきですね。その他には、滞在国でさまざまな体験を積む、それを言葉や文章できちんと伝えることができるようにしておくということではないでしょうか。また、近年は正解のあるものを暗記するといった学習のほかに、自ら考え、問題点を見つけ、解決方法を模索するといった能力をつけていくことも求められています。