日本の習慣により近い環境を設定し、色々な経験を通して心を豊にしていきます。日本とは異なる場所柄、目や耳から入って来る情報は限られたものとなります。例えば、日本では正月用品が市場に並ぶのを見て、「お正月って何?」と正月について知る機会を与えられることもあるでしょう。しかし、こちらではそういった機会に恵まれません。そこで、鏡餅や翌年のカレンダーを保育室内に早めに設置し、園児が「これ何?」と不思議に思う機会を作ります。身の回りに設定された環境を自分の生活に積極的に取り入れることが出来るよう、支援しております。
日常生活面では、「大人がやっているようなことを、子どもが自らの力でできるようになる」という幼児の活動を、「誉める」「認める」ことによって、励みや意欲へとつなげていきます。
特に日常生活動作では、お茶を自分で注いだり、食事の後は自分でテーブルを拭いたり、給食当番の日は先生と一緒に配膳をしたりすることによって、先生と同じことが自分にもできるという喜びを感じることができます。また、当園のスモックはボタン式ですので、指先を使い何度もかけたり、外したりすることによって、衣服の着脱が上達し、手先の器用さが得られます。脱いだ衣服はハンガーにかけ、脱いだ順番にたたんでいきます。最初は出来なかった年少さんも先生や大きいクラスのお友達に教えて貰いながら、自分が教えてあげるようになれる時を楽しみに待ちます。もちろん、これらはご家庭とも協力して進めていきます。